「中国語は漢字を使ってるので日本人からしたら覚えるのが簡単そう」
これはよく言われる事ですが、本当にそうなのでしょうか?実際に中国語を勉強した僕が言うには、半分簡単で、半分難しいです。リーディングは日本語と同じ意味の漢字が多くあるので、そんなに勉強しなくても意味が分かるので、簡単と言えます・
ですが反対にリスニングやスピーキングは発音がとても難しく、生半可な気持ちじゃ中国語は上達しません。会話と読み書きでは大きく難易度が変わるので、中国語学習は簡単とはとても言えません。
人によっては中国語が簡単そうだから勉強してたのに、意外と難しくそのギャップで挫折しそうな人もいるのでは?
そこで今回は中国語が難しい理由と、効率のいい学習方法を解説します。
・基本的な中国語単語を覚える
・基本的な文法を覚える
・発音を重点的に学ぶ
・会話練習の機会を設ける
会話が苦手な人は日常会話で使えるフレーズ集を覚えておくと、いざという時に使いやすいのでオススメです。弊サイトでは多くの中国語フレーズ集をまとめていますので、興味があればぜひご利用ください。
内容
中国語って漢字が使われてるし簡単じゃないの?
外国語を学ぼうと思って中国語を選択する多くの理由の一つに、簡単そうってものがあります。確かに同じ漢字が使われていますし、同じ意味の漢字もあるので、欧米人などと比べれば中国語は簡単そうに思えます。
リーディングに関して言えば日本人は中国語学習において、大きなアドバンテージを持っており、学習しやすいでしょうね。まったく中国語を話せなくても、中国語の文章もなんとなく意味は伝わりますからね。
とはいえ、日本と同じ漢字でも意味が違うものがあるので、その点は注意が必要です。例えば「愛人」という中国語は「妻」という意味で、意味が異なります。そういった意味で漢字の意味を勘違いする可能性がありますが、概ねリーディングやライティングに関しては簡単といっても過言ではないでしょう。
問題は発音やリスニングにあります。
発音が難しく会話の上達はしんどい
中国語で挫折する心配があるのは、リスニングや発音です。日本語では使わない発音もあるので、上手く発生出来ないですし、リスニングも異様に難しいです。中国語では同じ言葉でも発音が違うだけで、意味が全く異なります。同じ「ま」という言葉でも発音が異なるだけで、「母」、「叱る」、「馬」、「疑問形」と意味が変わってきます。
そのため、発音を上手に聞き取るリスニング力や、発音を綺麗に発生させる練習がとても大切になります。
カタカナ語で音を覚えたら一生話せない
中国語勉強でありがちなのが、発音をカタカナ語で覚えるというものです。教材によってはカタカナで記載されているものがあり、確かに覚えやすくはありますが、これで覚えると中国語会話の上達が遅くなります。中国語は発音が一番大切であり、カタカナでは出せない音やアクセントがたくさんあります。
日本語の場合、アクセントや発音に気にしなくても話せますが、中国語ではそうはいかないので、徹底的に発音を矯正しないと中国語は上達しないでしょう。
中国語の効率の良い勉強方法とは?
中国語が難しく挫折しそうって人は、自分の勉強方法が間違っているか心配じゃないですか?効率の悪い勉強をしていては、上達も遅くなってしまいます。いつまでたっても上達しないとモチベも上がりませんし挫折しそうですよね。
そこで今から中国語の効率の良い勉強方法をご紹介していきます。ポイントとしては以下の4つです。
・基本的な中国語単語を覚える
・基本的な文法を覚える
・発音を重点的に学ぶ
・会話練習の機会を設ける
特に中国語学習で重要なのは、「発音」を徹底的に鍛えるとの、会話の機会を設ける事です。
基本的な中国語単語を覚える
語学学習において超必須なのが単語を覚えることです。最悪単語と発音だけ覚えとけば会話は出来るので、それくらい重要だと思ってください。とはいえあんまり根を詰めて単語を勉強しても、途中から疲れてやる気が無くなるってパターンもあるので、無理しない程度に継続できる範囲で毎日やりましょう。
単語の学習は一日に集中してやるよりも、毎日勉強したほうが記憶に残りやすいので短時間でもいいので継続して勉強する事が大切です。
単語帳は1冊でいい
中国語単語が載った教材はいくつもありますが、何個も買う必要は全くありません。自分のレベルにあった単語帳を買って、それをひたすら勉強していきましょう。また、教材を買う時はCD付きで音声がついてるものがオススメ。
中国語単語は発音がとっても大切なので、それが一緒に勉強出来るもの以外は買うのはやめましょう。
ちなみに僕がオススメする単語帳はキクタンです。正直これさえ買っておけば他の単語帳は買わなくてもいいですよ。
キクタンを使ったオススメの勉強方法を紹介していますので、興味があればぜひ御覧ください。
基本的な文法を覚える
文法は単語と同じくらい大事なので、集中して勉強しがちですが、効率よく勉強したい人にとっては後回しでも大丈夫です。なぜかというと、文法を勉強してもアウトプットする機会が少ないと、あまり覚えられないからです。
個人的には「単語3.5,会話6,文法,0.5」ぐらいの割合で勉強すると効率がいい印象です。なぜ文法は勉強しなくてもいいのか?それは会話で文法を勉強できる機会が多いからです。そのため文法を勉強するよりも単語に集中したほうが結果は伸びやすいです。
試験目的で勉強しているなら話は別ですけどね。資格とるなら会話力よりもリーディングやライティングが重要視されるので、文法は勉強したほうがいいでしょう。どこに力をいれて勉強するかはあなたの目的次第ですね。
発音を重点的に学ぶ
個人的に一番重要視すべきなのが発音です。特に初心者の人こそ重点的に勉強すべきですよ。早い段階で発音をマスターすると、後々の学習効率は格段に変わりますからね。発音を覚えることによるメリットは以下になります
・単語を覚えやすくなる
・リスニング力が上達する
・スピーキングが通じるので、中国語会話が楽しくなる
発音を覚えることで単語を覚えやすくなるのも大きなポイントですね。人って物を思い出す時って関連する記憶を総動員して、記憶を引き出します。そのため漢字を見るだけの記憶よりも、音でも覚えるようになると、記憶する特徴が増えるので、単語を覚えやすくなります。
他にも会話力がグンッと上達するのも魅力ですね。会話が上手く出来るように慣れば、中国語が楽しくなりますし、モチベーション維持にも繋がります。そのため挫折しないで継続して中国語学習を続けられるでしょう。
発音勉強は正直1人でやっても難しく、効率が悪いので短期間だけでもいいので中国語スクールに通う事をオススメします。ちなみに僕の場合はCCレッスンで2ヶ月間くらいは徹底して発音トレーニングを初心者のころに受けました。そのため、上達スピードは他人と比べても早かったなぁって自負してます。僕がCCレッスンを選んだのは格安オンラインスクールだからです。個人的には十分満足なんですが、普通の学生が講師の場合もあり、運が悪いと微妙な先生にあたっちゃう事も・・・。
そんなのは嫌って人は大手の語学スクールベルリッツ(Berlitz)もオススメします。こちらはベネッセの子会社でもあり、語学学習のノウハウが豊富なので、初心者でもすぐに上達します。特に在籍している中国語学習者は6割以上が初心者との事。講師の質がよく、個人に合わせたカリキュラムのおかげで、短期間でも上達します。時間を無駄にできない人や、ビジネスやキャリアアップ目的で中国語を学習している人にはオススメですね。
会話練習の機会を設ける
語学学習において会話の機会を作る事は必須ですね。日本だし話す機会なんてないよって人は中国語のオンラインスクールなどがオススメですね。ベルリッツ(Berlitz)やCCレッスンなどが僕のイチオシですね。
他にも中国人の恋人を作ることもいいですよ。僕も昔は中国人の彼女がいましたが、居た時は中国語の上達速度が半端なかったですもん。日本でも留学生や仕事で来日してる人も多いので、あまりにも地方で過疎地じゃなければ全然中国人とも出会えますよ。
例えばマッチングアプリのペアーズにも、恋人や友達を探している中国人がいますし、meetupなどのコミュニティイベントを利用して、中国人と交流するのも有りです。
出会いは山程あるはずなので、興味があれば積極的に出会いの場にいってみてはいかがでしょうか?
【まとめ】中国語は発音さえマスターできれば比較的簡単
今回は「中国語なんて余裕だろー」って思いながら挫折した人に向けて、なぜ中国語は難しいのか、中国語の効率のいい学習方法をご紹介しました。中国語は基本的に、発音をしっかり覚えて、後は単語学習と中国語会話を継続的にやっていれば自然と上達します。
もし会話の機会がないって人はベルリッツ(Berlitz)やCCレッスンなどのオンラインスクールに通うといいですし、中国人のっ恋人を作って会話の機会を増やしてもいいでしょう。
中国人との出会いはmeetupのコミュニティイベントや、ペアーズなどのマッチングアプリがオススメです。
せっかく勉強を始めた中国語、どうせなら楽しく学習していきましょう。楽しみ方はひとそれぞれで、楽しみ方を見つけるのは難かしいかもしれません。ですが中国語の面白さを見つけてしまえば勉強自体がくじゃなくなるので、いっきに中国語は上達しますよ。
ぜひ、あなたも中国語ライフを楽しんでみてください。
最後に中国語では独学は効率が悪い理由について別の記事で解説していますので、興味があれば御覧ください。